【英語サイトが必要な方へ】かわいい=KAWAIIじゃなかった!お国柄で変わるデザインの感じ方
【英語サイトが必要な方へ】かわいい=KAWAIIじゃなかった!お国柄で変わるデザインの感じ方
ハワイからボンジュール!
WEBデザイナーのシーモアです。
英語ページが必要なんだけど、
既にある日本語ページに英語の翻訳つければ問題ないでしょ?
って思ってらっしゃる方に向けて
ぜひとも説明させて頂きたい。
実は、私たち日本人と外国人って、そもそも色彩感覚やデザインの受け止め方が違うんです!
今回はそれについて簡単に解説していきますね。
色の役割は各国によって全く違う!
みなさんも外国へ旅行に行ったときに、ド派手な壁の色に驚いたり
真っ黒なお菓子にギョッしたりしたことありませんか?
実は、色やデザインって世界中の誰もがおなじように感じて受け止めているわけではありません。
例えば日本人が赤を見ると、「お正月、お祝い、女性の色」などを一般的に連想します。
ところがインドでは「純粋や官能」、アフリカ諸国では「死」を意味し、縁起が悪い色とされています。更に、イランでは「幸運や勇気の象徴」とされています。
このように、「赤」ひとつとっても、色にはそれぞれの国や地域に根ざした役割の様なものが備わっていることから、文化背景やその国の歴史などによって、感じ方や受け止め方が全く違うことをおわかりいただけたかと思います。
日本人にとってのかわいい像=外国人にとってのかわいい像は違う
更に別の角度から見てみましょう。
「ママ」「キッズ」「子育て」「子供服」など、ほぼ同じターゲッティング(30代女性、ママ世代、子育てやファッションに興味がある)に設定されている(であろう)雑誌の表紙を日本VS世界各国で見比べてみましょう。
<日本のママ雑誌>
日本の雑誌の表紙は主にピンクが多く、ハートや吹き出しなど「かわいいママ」「かわいいこども」「親しみやすさ」「共感」を重点に置いたデザインがメインなのがわかります。また、注目したいのは広告の訴求効果を高める大事な要素のひとつ「カメラ目線の笑顔」に焦点を当てた写真が多い事でしょう。
<海外のママ雑誌>
対して、海外のママ雑誌は、黒や紺色などのダークなタイトル文字が多く、ビビットなアクセントが目を引きます。デザインもかなりシンプルで洗練された感じ。「ナチュラル」「自信」「やさしさ」「憧れ」「かっこよさ」などのキーワードが浮かびませんか?
そして非常に興味深い!と感じたのは、意外にも「カメラ目線」が少な目なこと。
ここから垣間見られるのは欧米特融の「自然体であることが最も美しい」という美意識や価値観のような気がします。
この辺りにも「かわいい」の概念が海を越えたら全く変わることがわかると思います。
また、更に驚いたことは、ママ向け雑誌なのに、イラストのみで構成されたもの(!)が存在していたという驚愕の事実!見つけたときは、こんな雑誌があるのか!と私もびっくりでした。
こちら、ナチュラル趣向なママ向け雑誌のようですが、テイストや色使いなど、日本人からすると、まさかママ向け雑誌だとは想像もできないですよね!
このように、ほぼ同じターゲット設定された雑誌ひとつとっても、国や文化が違うだけでこんなにデザインや配色が変わるという事実が、おわかりいただけたでしょうか。
日本人的感覚でデザインされていると、大切なブランドイメージが伝わっていないかも?
もう少し具体例で例えば1泊8万5000円の高級旅館のホームページがあったとします。
仮に、このホームページの英語版ページをただ、日本語➡英語に翻訳しただけの全くデザインが同じページを作ったとしましょう。
あなたの日本人のお客様向けにデザインされた「高級感」。
実は外国人のお客様で1泊8万5000円のJapanese Ryokanに宿泊してみたいお客様が感じる「高級感」とは一致していないかもしれません。
更に言うならば、あなたのホームページを見て「値段の割に、時代遅れで何だか安っぽい」って思ってしまっているかもしれません。
なぜなら、先ほどの比較でおわかりのように、日本人の感覚でデザインされたイメージが外国人のお客様へ「同じ意図」(=旅館のブランドイメージ)として適切に伝わるとは限らないからです。
まとめ
いかがでしたか?
あなたのホームページはビジネスの顔とも言える場所です。
外国人のお客様にも大切なブランドイメージを適切にお届けしたいですね!
とはいえ・・・
「よくわからないから全部お任せしたい!」
「何から始めたらいいか、何を聞いたらいいかすらわからない」
英語のホームページは必要だけれど、
どうしたらいいかわからない方は
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